17歳の時 ライオンズクラブの交換留学生に一般募集から選ばれて US カリフォルニア州に
2カ月ほどホームステイの機会をいただきました。
その時の経験が間違いなく今の仕事につながっているし、いつかライオンズクラブさんには
きちんとご恩返しがしたいといつも心に抱いていました。
今回は 社長が個人として某東京の会社より業務を受けて
この大会の理事会通訳とセミナー通訳を担当させていただきました。
理事会では 北海道からお越しになったY理事に3日間同行し、全ての会話と議事を耳元で訳し
理事とはなんだか昔から知り合いだったような暖かな気持ちでお仕事させていただきました。
*写真は、通訳者の席に準備された名札。こんな厳かな雰囲気で緊張でした。
後半のお仕事は 会議中の配布物に関する使用方法のセミナー通訳です。
アメリカ人の社長さんが繰り広げるプレゼンを日本語で逐次通訳し、
熱心な質問とやり取りが繰り広げられて、約1時間のセッションもあっという間でした。
写真はセミナー終了後のブースにて。一日に2回のセッションを3日間担当しました。
少しは恩返しできたような、でも今度は私も次の世代のことを
諸々考えながらこれからの人生を過ごしていかなくては と改めて感じたお仕事でした。
この貴重な機会を与えてくださった派遣会社様、資料集めにご尽力された手配担当者様
あらゆる人の努力が最終的に通訳者という最終場面に託されるのだということを実感しています。
自分の待遇や資料がたとえ不完全であっても、まずはお仕事をいただけることの有り難さを
私たち通訳者・翻訳者は常に胸に刻んでおくべきだと常日頃思っています。
限られたリソースの中で、いかに最大限のパフォーマンスをすることができるか、
プロフェッショナルとしての素質が一番試される場面なのでしょうね。