8月に約一カ月間西南学院大学のTさんが当社でインターンシップを行ないました。
業務の内容や感想をまとめてくださったので、ご紹介します。(日本語のみ)
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夏季休暇中の約一ヵ月間、大学で受講している授業(インターナショナル・サービス・ラーニング)の一環として、みずトランスコーポレーションさんにお世話になりました。
英語の通訳・翻訳のお仕事を専門とする会社ですが、日本旅行のコーディネートや、多言語ホームページ&パンフレット制作等も行っていると知り、元々旅行関係に興味がある私にとって、とても魅力的な会社でした。
今回のインターンシップ期間中に、様々なお仕事を経験させていただきました。
英語から日本語への下訳作業では、日本語での表現の仕方に苦労しました。水谷社長から「読み手の方々が私たちが訳した文章を読んだだけで、すべて理解できるようにしなくてはならない」と教えていただいて、英文の直訳が出来ても、その日本語を読み手に分かりやすく作り直す作業が大変難しいことを実感しました。下訳作業という、みずトランスコーポレーションさんの仕事の一部をさせていただいて、大変勉強になりました。
また、ドイツから来たインターン生(フラン)と一緒に協力して仕事をすることができたことも今回のインターンシップの魅力の一つでした。英語と日本語の微妙なニュアンスの違いを教えてくれたり、知らない言葉の意味を分かりやすく教えてくれて、日本にいながら留学先で勉強するようなことを学べて、大変充実した時間を過ごすことが出来ました。下訳作業の際も、彼女のサポートのおかげで英文の理解が深まりました。
みずトランスコーポレーションさんは、デスクでパソコンと向き合う仕事のみならず、事務所の外でもアクティブに活動されており、私も実際にインターン期間中、何度もご一緒させていただきました。熊本にある和風ギャラリーのホームページに使用する写真のモデルをさせていただいたり、田川市ツアーの下見と会議に参加させていただいたり、うきは市にある古民家のハウスルール(英語版)の作成と内装整備を行いました。
特に印象深かった田川の香春岳ツアーの下見と会議は、一年に一度しか登ることができない香春岳をメインとした外国人向けツアーで、外国人目線の意見を聞きたいというものでした。今回私はその書記を務めましたが、一緒にインターン生として同行したフランの意見は新鮮で、外国の方に楽しんでもらうためには実際に彼らの意見を柔軟に取り入れなければならないということを学びました。そして何よりも、観光協会の方や地域おこし協力隊としてご活躍されている方々と会議等で関わることができて、大変貴重な経験をしました。名刺交換は、普段の学生生活で行うことはほとんどありませんが、インターン期間中は名刺交換をさせていただく機会が多く、様々なお仕事をされている方々とお話できたことも私にとって大変良い経験となりました。
水谷社長が通訳のご指導をされているのを見学することができたことも私にとって貴重な経験でした。フランシスカがオーストラリアのスポーツ選手やその監督役としてインタビューに答えるという設定で通訳の練習を行ったり、花野副社長の難しい日本語の言い回しをどうやって訳するか等、本番さながらの緊張感と共に見学することができて、大変勉強になりました。通訳の仕方やパターン、コツ等を学ぶことができて、通訳というお仕事の楽しさや大変さを実感しました。
他にも沢山学ぶ機会をいただけて、みずトランスコーポレーションさんにインターン生として私を受け入れてくださったことを心から感謝しています。
水谷社長と花野副社長が自分たちのことをこれから「みずさん」、「ひろさん」と呼んでいいよと言っていただいてからインターン期間中、家族のようにかわいがっていただけたことをとても嬉しく思います。フランシスカも「フラン」の愛称で、私と共に頑張って、沢山一緒に笑ったこと、お昼ご飯は毎日全員揃って「いただきます」をして、毎回いろいろな話で1時間以上盛り上がったこと、これらすべてとても良い思い出です。
みずトランスコーポレーションさんは、家族のように温かく、みんなで一つの方向に向かって努力できる素敵な職場でした。インターン生としてお世話になった一ヵ月間は驚くほどあっという間でしたが、学んだことは私にとって一生の宝になると思います。大学3年生の今、将来の自分のために準備する今をみずトランスコーポレーションさんのもとで過ごすことができて本当に良かったです。ありがとうございました。
以上