インターンレポート 西南大学2年生 Internship Report


西南学院大学 法学部2年生 日本人のSさんが8月8日より9月7日まで、弊社でインターンを行っています。

1週間経過して、日々刺激を受けているようで、レポートを書いてくれました。

とてもかわいらしいお嬢さんです。毎日びっくりすることばかりだと思いますが、残り2週間楽しんでほしいと思います。

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私がみずトランスコーポレーションのインターンに参加したいと思った理由は、主に2つある。

まず1つめは、私は昔から通訳関係の仕事に興味があったからだ。私は小さい頃から英語に興味があったこともあり、言語が異なる者同士が意思疎通を行う手助けをすることができる仕事である通訳にも興味を持った。私は、自分の気持ちを正確に伝えることが難しい異なる言語同士の人の気持ちを伝えあうことができる通訳は素晴らしい仕事だと思う。そこで、通訳を行っている会社や仕事の様子を間近で見てみたいと思ったのが理由の1つだ。

そして2つめは、日本の文化などについて学ぶためだ。というのも、私は大学1年生の春休みに1ヶ月間オーストラリアへ語学研修に参加したのだが、そこで日本について全然知らないことを痛感した。現地でホームステイをした際、ホストファミリーから日本について多くの質問を受けたのだが、そのとき私は質問に全く答えることができなかった。しかし、現地の人の話を聞いていると、自分の国の文化や法制度等を把握した上で、日常的に議論等を行っている印象を受けた。私はその様子を見て、これから社会で生活したり、海外の人と関わったりしていく中で、日本のことをもっと知る必要があることを痛感した。みずトランスコーポレーションでは、通訳や翻訳だけではなく、海外の方に向けたホームページの作成やオーダーメイドの旅のプロデュースを行っている。これらの仕事は、日本についての深い知識がなければできない仕事である。そのため、この会社でインターンを行うことで日本文化についての知識を深められるのではないかと思い、この会社へのインターンを希望した。

実際、みずトランスコーポレーションで約1週間のインターンを経験しての感想は、通訳という仕事は奥深いということだ。今まで私は、通訳という仕事は大変な職業ではあるが、高い英語力があり、当事者同士の意思疎通を行うことができればよい職業だと思っていた。しかし、インターンを通じて、通訳で必要なことはそれだけではないことを知った。インターンを行っている間に様々な会議等の話を聞くことがあるのだが、その中で私の中で印象に残っている言葉は、社長の水谷さんの「通訳者はクライアントからファンになってもらう仕事」だという言葉だ。水谷さん曰く、通訳業はサービス業なのだそうだ。確かに、通訳とは人と接する仕事である。そのため、もちろん英語力は必要だが、それよりも普段からのお客さんに対する対応やちょっとした心遣いをする気持ちが大切だという。そして、そうしたものの積み重ねにより、また指名してもらえるような通訳になれるように努力することが大切なのだそうだ。私はこれを聞いたとき、確かにその通りだと思った。そして、このことは通訳としてだけではなく人と接する上でとても大切なことだとも感じた。そのため、これからはちょっとした相手への思いやりの心を忘れずに人と接していきたいと思う。

また、インターンを通して、今まで知らなかった多くのことを知ることができた。例えば、私の地元である長崎をはじめとする日本の様々な地域の歴史や私が苦手としているIT関係の話、法律関係の話など、多くの分野の話を教えていただいた。私は今まで学校で勉強をしてこなかったわけではないが、話を聞く中で自分の知識の無さに驚いた。もちろん、私がオーストラリアに行ったときに自分には全然知識が足りていないことを自覚してはいたのだが、自分が思っていたよりも何も知らなかったことを痛感した。

そこで、これからは何事にも興味を持って、積極的に本やテレビ、ウェブサイトで調べていきたいと思った。特に、私は長崎出身なのだが、長崎についての知識が全くないと感じた。この会社は長崎の事業も多く取り扱っているため、インターンをしている間は特に長崎に関することに接する機会が増えると思われる。そこで、まずは地元である長崎の文化や歴史について調べていきたいと思った。また、私は英語力も上げたいと思っているため、インターンを通して英語の勉強もしていきたい。